そろばんのデメリットは？３年習った実体験と、受験に有利な効果とは？

こんにちは、みほです。
成人した子ども２人の子育てからわかった勉強方法や受験のことを、いつもお話ししています。(^^ゞ

その中で親として、子どもにやらせなかったことを後悔することもあるんです。

それは【計算をミスなく速くできる習慣】をつけてなかったこと。

と、大学生になったうちの子が、ある日ボソッと言ったんです。

公認会計士を目指して何度か不合格も経験し、大学４年間ずっと勉強し続けた子。

もしかして、もっと計算が速く正確だったら『公認会計士試験に早く合格してた？』という考えが、頭をよぎったんです…。

その時やっと、そろばんなんて昭和っぽい習い事が、令和の今でも人気がある理由にも気づきました。^^;

『計算を速くしたほうが、試験や受験に有利』とわかっているママさんたちが、世の中に多いということですね。

・・そろばん、やらせてたら良かったﾅ・・

でも、そろばんにはデメリットもあるらしいんですよ。。

みほ

え、ほんと？

計算が速くなるし算数だって得意になりそうなのに、デメリットなんてあるの？

そこで、私と同じように思っている読者さんに向けて、そろばんに関する役立つ情報をまとめました。

こんなカンジです。⤵⤵

そろばんのデメリット。

私立中学受験の算数が解けるようにはならない。

当然なんですけど、そろばんを習うと計算は速くなるけれども、そろばんを習っても私立中学受験の算数ができるようになるということではありません。

ですから、そろばんを習っていても中学受験用の塾は必要になります。

『そろばんを習っているから算数もできるでしょ』

って思いがちですが、特に中学受験の算数には直結しません。

確かに、そりゃそうですよね。(^_^.)

これが一応デメリットと言われています。

筆算が苦手になる。

あと筆算をしなくなるのがデメリットと言われていますが、それは計算を『頭の中で暗算』でしてしまうからなんです。

そろばんを習えば暗算という手法を習います。暗算は、頭の中にそろばんをイメージして玉をはじいて計算するカンジ。暗算に慣れると、いちいち紙に書く筆算はめんどうなのはわかりますね。

また、そろばんと筆算の計算方法の違いに混乱してしまう人が、たまにいるみたいです。

そのような筆算が苦手になるデメリットには、

『筆算っていう計算方法はこうやるんだ。筆算とそろばんは別物だよ』と、

【小学校で習う筆算は、そろばんとは違う計算方法】と認識して学習することが大事かもしれません。

字が雑になる。

そろばんは速さと正確さを競います。

速く答えを紙に書きたいために、字が雑になってしまうんです。そろばんあるあるですね！

それがクセになってしまって、ノートやテストの字が雑になりやすいことが、そろばんのデメリットと言われています。

親の送迎の回数が多い。

そろばん教室に通う場合、週２～3回の教室が多いかもしれません。そろばんに触れる回数が多ければ多いほうが、やっぱり速く上達しますからね。

でも通うとなると子ども一人での外出は、防犯的にむずかしいでしょう。。

やっぱり親の送迎が必要だと負担だし、しかも週２～3回はキツイです。

ほかの習い事よりも、回数が多くなりそうな送迎なのでデメリットに。

自宅からすぐの教室だったら送迎なしでもいいけど、そろばん教室の数は多くないので、そんな可能性は低いですもんね。。(◞‸◟)

試験や受験に本当に有利？そろばんの効果とは。

計算が速く正確になる。

そろばんの一番の効果は、【計算が速く正確になる】こと。

なぜなら、そろばんを習えば暗算という手法を習って、実際の試験で計算するときは暗算ですることが多くなるからでしょう。

ですから、計算が速く正確になるそろばん（暗算）は、試験や受験に有利は本当でしょう。(^o^)／

数字に苦手意識がなくなる。

そろばんを習えば、数字に慣れて計算に苦手意識がなくなります。

そうなれば小学校の算数は、得意になる可能性も高いわけです。

習い始めるなら『算数って難しいな…』と思わないうちに、小学校低学年には始めるのが理想的だと思います。

集中力がつく。

例えばそろばん教室では、先生が数を読み上げそれを瞬時に聞いて、そろばんの玉をはじくような練習があります。

何問も連続して数を聞き取らなければならないので、当然集中力はつきそうです。

集中力があるのとないのでは、学習面で違ってきますからね。

集中力がないと【勉強中ほかの事を考えがち→理解が浅い→暗記も完璧にできない→成績は上がらない。】

集中力があれば【勉強に集中できる→理解できて→暗記もできて→成績も上がる。】

こんなふうに、そろばんでついた集中力が、勉強や受験で成績を上げるのに効果的であることは言うまでもありません。

右脳が鍛えられる。

人間の脳は左脳と右脳をバランスよく発達させるのが良いのですが、学校で計算したり暗記する学習がは、『左脳は鍛えられるけど右脳が鍛えられない』と言われているんです。

計算や暗記は左脳なんですね。言語や会話も左脳を使うそうです。

じゃあ右脳って、どうやったら鍛えられるんでしょう・・⁈右脳は左手を使うと活性化されると言われていたり、音楽を聴いたりピアノを両手で弾くことでも活性化されるらしいです。

映像・感覚・イメージ思考で右脳を使えば、想像力や発想力、それに長期的な記憶力が育つと言われています。

みほ

これからの時代は、計算などの単純作業はAIに取られますが、

右脳を鍛えたチカラはAIにはできなそうということで、【右脳に良い】などの情報をよく耳にすると思います。

そこで、そろばんですが、

左脳のイメージがありますが、実は右脳が鍛えられていることが最近の研究でわかっています。【そろばんの映像で計算する】からなのでしょうか。

子どもの右脳が鍛えられれば、左脳とのバランスが良くなるし、

✔頭の回転がはやくなり、
✔発想力がつき、
✔長期的な記憶力がつき、

脳自体が活性化されるということにつながり、試験や受験に有利というワケなんです。(^O^)

【実体験】そろばんを３年習った筆者の効果と感想。

実は私自身、小学３年から６年の初めまでそろばんを習っていました。

自分が習っていたのに子どもには習わせなくて、今ごろ習わせればよかった…なんて言ってるのも変ですよね。^^;

昭和のころ、そろばんができると女性が就職に有利という親の思考で習わされて、そこそこ級も取れて暗算もできるようになりました。

そのおかげかわかりませんが、

集中して勉強するタイプで、公立中学の勉強は得意になりました。(#^.^#)　音楽と美術も好きで、塾なしで上位の都立高校に進学できたんです。

改めて自分を振りかえって驚いてしまいました。。

みほ

そして実は、弟はそろばんを習ってなくて成績も悪かったんです。

今思うと、そろばん効果だったのかな⁇

デメリットと言われる『筆算をしなくなる』こともなくて、時と場合で筆算で計算したり、頭の中でそろばんで計算したりします。

また『筆算が苦手になること』については、そろばんの計算方法と、学校で習う筆算をそれぞれ理解して、特に苦労したことはありませんでした。

『２種類の違った計算方法』として覚えることがコツですね。(^^ゞ

そろばん教室の月謝は安い？

ところで、そろばんは【月謝が安い習い事】というイメージがありますが、実際どうかといいますと、

月謝はだいたい、4,000円から12,000円くらいかかると言われています。

ずいぶん金額に幅がありますが、これは週に何回教室に通うかによって違うんです。週１なのか週２なのか。

また教材費や冷暖房費を含んでいるかなどによっても違ってきます。

例えば、下記のように、

⇧このような教室があったり、

また別のそろばん教室では、

『回数無制限』という制度がなかったり、月謝もけっこう違うんです！ショッピングセンターの中にあり全国規模の教室や、昔ながらの町の小さな教室といったことも影響しそうです。

週に２回通っても１万円しないことから塾よりは安いし、ピアノやスイミングなら週に１回で6,000円前後ですから、習い事の中では月謝は安いのは本当でした。(^^ゞ

まとめ。

この記事では、

これらを解説しました。また、そろばんを習っていた筆者の実体験も紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？

うちの子に【計算をミスなく速くできる習慣】をつけていれば…と後悔し、そろばんを習わせていたら…という思いから、そろばんについて調べた内容です。

ただ実際にそろばん教室を検索しても、自宅の近くにないほうが多いかもしれませんし、週に２回通わせたくても送迎がむずかしくて、あきらめるご家庭も多いでしょう。

それでも、試験や受験に有利になりそうなそろばんの効果を、お子さんに与えたいならオンラインそろばん教室で自宅で習うこともできます。送迎もないので共働きのご家庭でも、あきらめずに習えますね。

そして、そろばん教室を見つけたら、実際に授業を体験してみましょう。先生との相性や、教室の方針にも違いがあるからですね。(^^)!

最後まで読んでくださってありがとうございます。
参考記事・公立中高一貫校に合格したいなら　小さいうちからやっておきたい５つ