こんにちは、みほです。
小学生のお子さんがいる人は『中学受験ってしたほうがいいのかな?』と疑問に思う時が、たいていあるのではないでしょうか。。
もちろん子どもにとって『中学受験は意味がある』ならしたいけど、『中学受験は意味がない』ならしなくてもいいかな…って思ったりもしますね。

塾で遅くまで勉強して、子どもに悪影響が出てこないか心配だし、
費用の面でも受験塾と入学後も、高い学費でしょ。
『中学受験は意味がない』んだったら早いとこ教えてほしい!
そうですよね。。苦しい思いをする中学受験をして私立中高に6年間行かせることが、本当に子どものためになるのか疑問はあって当然だと思います。

大事なのは大学でしょ?
私立中学に行かせる意味あるのかな?
しかも難関中学でもない学校だったら意味なくないですか?

『中学受験は意味がある?ない?』って、結構むずかしいテーマですね。
中学受験しない人にとってはお金の無駄と思えたり、する人にとっては『公立中学なんて考えられない。』なんでしょう。
正解はあるのか、一緒に考えてみましょう。
中学受験は意味がないのかどうか、2人の子育て・受験を経験して思うこと、そして身近なさまざまな実例から解説します。
中学受験は意味がないと言われる理由。
第一志望中学に進学できない場合も多いから。
『遊びをガマンして塾通い、目指すは第一志望校へ、できたら難関中学』とがんばってるご家庭が多いと思いますが、データによると第一志望校に合格できる割合は3割程度と言われているんです。

えー、第一志望校にたった3割?
そんなに低いの。。
がんばったら第一志望に行けるんだったらいいけど、、努力は必ずしも報われない世界なんです。
中学受験したのに『第2志望・第3志望の中学しか合格しなかった』といった結果になることも。

『上位の難関中学でもない私立中学に行くのね。』と、
子どもの同級生が何人もそういう私立中学に進学した当時は思いました。
受験塾代と私立中高の学費が高額すぎるから。
小学校4年から塾通いで勉強漬けになって、費用も高額‼
そして偏差値的には中レベルの私立中学に通うことになって6年間の高額な学費。中学受験をして私立中学に通うということは、難関中学でもないのにスゴいお金かかるということです。・・こんなにまでして中学受験する意味あるのかなって思ってしまう人もいるでしょう。

公立中学から公立高校なら、塾は必要でもそこまでかからないはずだし、だんだん中学受験って必要ないんじゃないかって思えてきたわ。。
大学受験で偏差値上位の大学に行けない場合もあるから。
偏差値的には、
中レベルの私立中学➡大学受験で中レベルの私立大学、もしかしたら低い私立大学に進学するケースもあるかもしれません。(;’∀’)

子どもの同級生は、そうでした。

え・・そうなの。。
中学受験して私立の中高一貫校に行ったんだから、いい大学行けるのかと思った。
あんなにお金をかけたのに大学は・・。といった同級生がいるいっぽう、公立中学だったけど難関大学に進学している同級生が何人もいて、あれ?っと思ったんですよね。

中学受験して私立中高でお金かけたわりには大学の偏差値が・・というのを目の当たりにしたので、
最終学歴の大学が大事だから、中学受験する意味あったのかな?と思ったことがありました。(汗)
大学受験でがんばればいいから。
そんなふうに中学受験して私立中高で恵まれた環境で過ごしても、スゴイ大学に進学する子もいれば、そうでもない大学に進学する子もいるんです。
公立中学でも都立高校から難関大学に進学してる子はいて、まあ数こそ少ないかもしれないけど、、
大学だけ見たら、私立中学行かない子のほうが逆転しているケースもあったんですよね。
大学受験をがんばればいいんじゃないの⁈と思う人には、中学受験は意味がないとなるでしょう。
参考記事中学受験するとその後の人生は幸せになれる?公立中学ならどうなる?
小学生が難しすぎる勉強をする弊害があるかもしれないから。
『小さい子に勉強ばかりさせてかわいそう』
『遊ぶことをガマンさせて、将来かたよった人間にならない?』
『勉強以外にも大事なものがあるでしょ。』とか、思う人もいますよね。
たしかに成績が上がらないストレスや親にしかられて自己肯定感が下がるなど、受験期にメンタルをやられるケースもあります。
勉強がキライになることや、受験が終わって燃え尽き症候群になることもたまに聞きますし、、、子どもに何か弊害がでてきたら、『中学受験なんて意味ない』と思いたくもなりますからね。

中学受験のときに抜毛症になった同級生がいました。
受験がおわったらすぐ良くなるわけじゃなくて、抜くことがクセになっちゃってる様子でした。
中学受験は意味があると言われる理由。
私立中学は似ているタイプの子が集まる。
高い学費を払える家庭の子が試験に合格して入学してくるので、似ている家庭環境で同じくらいの能力の子どもが集まります。
より良い教育を受けさせたいと思う、似たような考えの家庭の子どもたちなので、公立中学よりも対応に困るような同級生が少ないことが考えられます。

子どもの教育に関心がない、
複雑な事情のある家庭の子は、少ないでしょう。
ですから、子どもにとっても親にとっても、居心地よく安心な環境になりそうです。
施設や学習環境が良く、快適な学校生活が期待できるから。
『この学校に通わせたい』と思えるような施設や学習環境がないと生徒が集まりませんので、私立中学の多くはキレイな施設で優れた学習環境を備えています。
子どもにこのような快適な環境を与えたいから、『中学受験は意味がある』と考える親御さんは多いでしょう。
特色ある教育が私立中学の売り。そして公立中学とは比べものにならない学習環境の快適さを子どもに与えられます。

これはいいわよね。
環境って大事。
施設もそうだけど、まわりの友だちにも恵まれるといいわ。
大学受験に向けたレベルの高い授業が期待できるから。

大学進学実績が良いことも、『中学受験は意味がある』重要なポイントですね!
その大学進学実績ですが、
国立大学や医学部医学科、私立難関大学の合格者は、私立中高一貫校出身がとても多いことがわかっています。
6年間の一貫した授業は進度が速く、高校の授業では大学受験対策に費やせるからです。
中学受験して中高一貫校に進学すれば、このような大学に合格する可能性は高まりそうですから、意味があると言っていいでしょう。

ただ、注意が必要です。
進度の速いレベルの高い授業に、お子さんがついていけるか、入学後に気にしてあげないと落ちこぼれや不登校へのリスクがでてきます。
公立中学に行かないで済むから。
公立中学は多様性のある家庭環境の子が集まります。勉強に興味がない意欲のない子も多いので、そんな子に流されたりいじめられたりする可能性はゼロではありません。
そのような環境の中で高校受験も待っています。
周りに流されなく勉強に興味のあるお子さんならば、公立中学でも難なく過ごせるでしょうけれど、不安要素がある場合は中学受験にシフトする気持ちはわかります。
また公立中学は義務教育なので、より上へ能力を伸ばす教育はしてくれません。学習意欲のある子にとって、上の高校を目指したい子にとっては塾のほうが役立つ・・は、残念ながらあたりまえの話なんです。(”Д”)

公立中学の保護者会では、全員に向かって『塾に行ってください。』と先生は言いました。衝撃的でしたね。
期待しちゃだめなんだと感じ、その後3年間の学校生活もそんな感じでした。
参考記事・都立中高一貫校と地元中学 学力差が心配?こんな違いがありました
内申書次第の高校受験を経験する必要がないから。
高校受験では内申書制度というものがあります。
試験の点数だけで合格できない入試があるんです。しかも内申書は、教師の主観が入ることもあるので100%実力主義じゃありません。(*_*;
また、実技科目である副教科が得意な子ばかりじゃありませんし、内申書に左右される高校受験を避けたい人にとっては『中学受験は意味がある』ものになるでしょう。

中学受験なら試験の点数次第。
ある意味、実力主義ね。
しかも高校受験では生徒を募集しない私立高校が増えています。
行きたい高校が高校受験で行くことができなくなっている近年、学校の選択肢が多い中学受験が選ばれる理由の一つかもしれません。
勉強への意識が高くなり、メンタル強化する場合があるから。
中学受験の勉強をがんばることは、決してマイナスばかりではありません。
新しい知識が増えるし、できない問題に対して工夫したり考える力が出ます。
成績が上がると成功体験や自己肯定感が上がったり、負けたくないから競争心が育ったり。
不合格などの挫折を経験=思い通りにならない経験が、メンタルを強くする場合もありますから。

受験勉強が小学生のメンタルに、うまくプラスに作用すればいいんですけど。
たくさんの知識は増えるし勉強への意識は高まるけど、
燃え尽き症候群や勉強ギライに何とかならないでほしいですね。
関連記事中学受験しなければよかった?受験しないリスクと、するリスクを解説
中学受験は意味がない?と思った身近な実例。

将来なりたい職業が変わってしまったA君。
うちの子の公立小学校の同級生で、将来は薬剤師になりたいと思っている子がいて、薬学部のある大学の付属に中学受験しました。薬学部を大学受験する必要はなくなりますからね。

小学生のうちから将来なりたい職業が決まってて、中学受験で確実に選んでてスゴイ・・と思っていました。
その後、うちの子から聞いたところ、
大学生になったその子は、薬学部には進まず大学受験をしたそうです。
英語に興味がでて英語系の大学に外部受験を。
子どもの気持ちって変わるものなんだな・・と強く実感した出来事でした。

早くから職業を決めて中学受験しても、意味がなかったような。。
可能性の一つくらいに考えとくのがいいかも!
スポーツの強い高校に行きたくなったB君たち。

うちの子が小さい頃にやってたスポーツの仲間の話です。
<B君>
小学生ではまだスポーツをやってなく、中学受験して進学後にスポーツを始めた。おもしろくなってそのスポーツの強い高校に進みたくなった。
中学受験して入った中・高は弱かったので、高校受験で外部の強い高校へ進学。
<Ⅽ君>
中学受験して入った私立中高でやはり高校が弱かったため、もっと強い私立高校に行きたくなった。
しかし私立中学から同じ都県の別の私立高校に高校受験できないルールがあり、高校受験するために私立中から公立中にもどして高校受験をした。(私立中学によってそのルールには違いがあるそうです。)

せっかく中学受験して入った私立中学なのに、外部に高校受験することになった私の身近なケースを紹介しました。『中学受験は意味ない』と思ってしまうようなケースでした。

中学受験後に授業についていけなくなって不登校や、成績不振で公立中学に戻ったという話は聞きますが、私の身近にはいませんでした。
でも、成績不振で高校中退した中学受験組みの同級生はいました。
入学後いろいろあったりするので『中学受験は意味ない』と、ついつい思えてしまうこともありますね。
まとめ。
【中学受験は意味がないのかどうか】について、意味がないと言われる理由と意味があると言われる理由をまとめましたが、それぞれ複数あることがわかりました。
親がどれを重要視するかによるのだと思います。
結局のところ、中学受験しない人にとってはお金の無駄だし、する人にとっては『公立中学なんて考えられない。』なので、意味があるのかないのかは選択する親それぞれの考え方次第になってくるのでしょう。

大学受験でがんばればいいと思うなら意味ないし、
公立中学から大学受験までがんばれなさそうだから、中学受験でいい学習環境を与えたいと思うなら、意味があるということでしょう。
ただ、中学受験してもその後、外部に高校受験することになったり子どもの気持ちが変わったり、不登校になったりすると、中学受験したのに意味なかったかな。。と思うことが出てくるかもしれません。

中学入学後のいろいろな理由で、『中学受験は意味なかった』となることも、あるってことね。
でも入ってみないとわからないこともあるし・・
うちの場合は、公立中学で難なく過ごせるかがポイントかな。子どもと相談してみますね!
ただ、スポーツをしている子は、中学受験する中学と高校のそのスポーツの部がどういうレベルかよく調べてから決めると『中学受験は意味がない』といったリスクは減らせると思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
参考記事【中学受験】やめさせたい?迷う時とやめた後の大事な対処法
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