こんにちは。
なかなか内申点の上がらない子どもがいます。
内申点が上がる方法ってありますか?
行きたい高校があるので勉強もいろいろがんばっているはずなのに・・
高校受験、失敗したくないので、教えてください!
高校受験では『内申点が高ければ合格に有利』は間違いありません。ホントに大事なんです。
内申点が低いと希望する高校に行けないこともありますから。。
まずは内申点について正しく理解しましょう。
そして内申点が上がる方法も解説します。
このような方に特におすすめします。
・中学生になって高校受験が心配な方。
・希望の高校に、あと少し内申点が足りない方。
・内申点の上がる方法が、どうしても知りたい方。
内申点を上げるには、やっぱり確実で絶対はずせない方法がありますので解説していきます。
そして数年前、中学生だったうちの子に、
「定番な方法以外で内申点を上げる方法ある?」と質問したら、驚く方法も教えてくれました!
内申点42以上をキープした子が実践した、意外な方法も紹介します。(^^ゞ
高校受験での内申点とは?
内申点とは中学の通知表の1~5の5段階評定の合計のことです。
内申点の記載のある調査書という形で、高校入試のときに高校へ提出します。内申点は中3の成績を提出する場合が多いですが、中2の成績も必要になる地域や、高校によって違ったりします。
東京都の場合ですと、
✅都立高校の一般受験では学力試験と調査書(内申点)で合否が決まり、
推薦受験では学力試験はありませんが、作文または小論文、集団討論と個人面接と調査書(内申点)に配点があります。
✅私立高校では、推薦試験で調査書(内申点)に配点があります。
内申点は高校受験の合否にどのくらい影響する?
✅都立高校の一般受験では、総合成績に占める調査書の割合は3割と決まっています。
✅都立高校の推薦受験では、5割までと制限されています。(高校によって違いあり。)
✅私立高校では、推薦受験で最大5割の配点があります。
入試の種類 | 内申点 | 学力試験 |
都立高校・一般受験 | 3割 | 7割 |
都立高校・推薦受験 | 最大5割 | なし |
私立高校・一般受験 | なし | 10割 |
私立高校・推薦受験 | 最大5割 | 高校による |
内申点の計算方法。
都立高校の一般受験と推薦受験では、内申点の計算方法が違いますので注意が必要です。
<都立高校の一般受験では>
国語・数学・英語・理科・社会の5科目は5段階評定。
体育・音楽・美術・技術家庭の4科目は5段階評定×2の数値となり、これらの9科目の合計が内申点となります。65点満点。
<都立高校の推薦受験では>
国語・数学・英語・理科・社会・体育・音楽・美術・技術家庭の9科目は5段階評定。45点満点。
<私立高校の推薦受験では>
国語・数学・英語・理科・社会・体育・音楽・美術・技術家庭の9科目は5段階評定。45点満点。
内申点を上げる方法。
定期テストの点数を上げる。
最重要ポイントになります!
確実で絶対はずせない方法が定期テストの点数を上げることです。
通知表の評価に直結するので定期テストの点数が取れないと、授業態度が最高でも5はむずかしいということになるんです。(T_T)
小テストも手を抜くことのないように、定期テストのための勉強のひとつですから。
でも実際なかなかテストの点数が上がらない、勉強の仕方がわからない子もいます。そうなると別の話になってしまいますが。(-_-;)
とにかく、中3になって急に成績を上げようと思っても、現実はむずかしいので、中1の1学期から中学の授業で習った範囲は、宿題や問題集いろいろな手段をつかって身につくようにしておく必要があります。
内申点は中3(中2から)の成績が重要だけど、
基礎からの積み重ねができていないと、
【教科書の内容が理解できない=テストの点数が取れない】になります。
内申点のためにも中1の基礎から、コツコツ自宅学習しましょう!
授業態度を良くする。
授業を積極的に聞けば理解も深まり、テスト前の勉強に苦労しません。
先生の評価も上がるし定期テスト対策にも効果的ですので、授業態度を良くすることは必要不可欠です!
・居眠り、私語は控える。
・関心をもって意欲的な態度。
・わからないことは質問する。
・遅刻をしないでチャイムがなったら着席している。
・積極的に手をあげるなど主体的に授業をうける。
このように、まじめな態度を先生にアピールです!
評価のボーダーラインにいる子は、授業態度が良ければ評価をあげてくれる可能性があります。テストの点数とちがって先生の印象や主観で評価が決まるので、印象を良くする行動が大切です!
先生がきらいでも、反抗的な態度は自分のためになりません。
先生に気に入られることは、合格への近道です。
挨拶や授業態度を良くして、
内申点upを目指しましょう。
提出物をきちんと出す。
ノートの提出では、授業内容がきちんと書かれているか、きれいにわかりやすく書かれているか、意欲を感じられるかなどを見られます。ノートを見て授業をまじめに聞いているか評価するんです。
宿題プリントの提出は、きちんと家で勉強して理解を深めるためにも、そして提出期限も遅れないで出すことが大事です。
中学1年から自分の持ち物は、自分で管理できるようにすれば、忘れずに提出できますね。
通知表の観点別学習状況の評価を見直し、改善する。
平成29年に改訂された新学習指導要領によって、通知表の観点別学習状況の評価が、次の3つに変更になりました。
(詳しくは東京都教育委員会ホームページ『子供たちに未来の創り手となるために必要な資質・能力を育む指導と評価の⼀体化を⽬指して』)
1、【知識・技能】
ペーパーテストや実験などで評価する。
2、【思考・判断・表現】
ペーパーテスト、レポートの作成、発表、グループでの話合い、作品の制作などで評価する。
3、【主体的に学習に取り組む態度】
学習意欲のわかるノートやレポートの内容、授業中の発言などで評価する。
この3つの観点をA、B、Cで評価して、教科の評定を1~5で評定するようになりました。
例えば観点ごとの評価がすべてAを取れたら、4以上取ることができるんですよ。(*^^)v
このように観点別学習状況の評価も内申点に影響しますので、
自分の通知表を見直してBやCがあったら、改善すれば3➡4に、4➡5になる可能性が高くなるというわけです。
観点のどこが自分には足りない部分なのか把握して、ぜひ通知表の観点別学習状況の評価を改善する方法でも、内申点を上げていきましょう!!
副教科は筆記テストをがんばる。
主要5教科はだいたい、みんな塾で勉強したり問題集をやったりと対策しますが、副教科と言われる体育・音楽・美術・技術家庭の対策をしない子が結構います。
副教科ってどうやって勉強するのかコツをつかめなかったり、実技が苦手なタイプの子も多かったりしますよね。
また、とても運動神経が良くスポーツができる子でも、体育の筆記テストの勉強をしないで点数が悲惨だと5は取れません。
これらの副教科は実技テストと筆記テストで成績が決まるからです。
うちの子は、
美術と技術家庭が苦手で、不器用さが伝わる作品が多かったですが、教科書を覚えて筆記テストで点数を上げました。
体育も筆記テストと、ノートをびっしり書いて意欲を見せて点数を上げました。
音楽は教科書を覚えて筆記テスト対策をし、全力で歌えば5も取れます!
このように副教科が苦手なうちの子でも4や5が取れた理由は、筆記テストをがんばったからなんです。
英語や数学のむずかしさに比べたら難易度は低い副教科ですから、教科書を覚えて筆記テストの点数を上げましょう!
うちの子が実践した、実技テストで点数を上げる裏わざ。
特に体育の実技の場合ですが、一定期間に種目ごとに実技を学んでいきます。
例えばバスケットボールの種目を体育の授業でやるときに、一番はじめに自分の能力がどの程度なのかを計るそうです。そして数週間して種目の授業が終わる時にも、自分がどのくらいできるようになったか計ります。
そのため、はじめの数値より最後の数値が良くなると、授業を通してできるようになった、がんばったとみなされ、
種目の数値がはじめより良くなった=授業を意欲的に熱心に受けたと、評価される可能性があると感じたそうです。
そこで、一番はじめに自分の能力がどの程度なのか計るときに、あえて全力でやらないで、
最後に計るときに全力を出すようにして、どれだけ成長したかを強調するワザをつかったそうです。(*´з`)
よりたくさん、できるようになったほうが成績が良くなりそうと、うちの子がリアルな中学生だったときに実践した方法です。
私自身、聞いて驚いた方法でしたが、
成績を上げるためにやれることは何でもやりたかったため、こういう方法も実践していたんですね。(^.^)
定期テストの勉強、提出物の対策、学級委員と、なんだか内申点のために中学生活おくってるみたいですよね。。
実際、内申点は42以上をキープしていたので、こんな方法もあるかも、ということで今回、紹介しました。(^^ゞ
まとめ。
内申点を上げる方法がいくつかありますので、足りてない部分を実践してみてくださいね。
この記事では、
・内申点の知識。
・内申点を上げる方法。
これらについて、まとめました。
進学する高校は大学のことを考えても、偏差値的に上位校に行ったほうがやっぱり有利です。
私立高校の一般受験以外では、必須な内申点。
行きたい高校に合格するため内申点を上げるために、【やれることは何でもやってみる気持ちがあるなら】きっと成績は上がると思います。(^^ゞ
がんばって!!
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最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
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参考記事・公立中学行かせたくない?高校受験を成功させるコツを解説
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