こんにちは、みほです。
私には都立中学に通った子と、公立中学から大学付属高校に通った子の、2人子どもがいます。
都立中学と地元の公立中学は、相当ちがうのかしら?勉強内容とか、、
子どもの学力にスゴイ差ができちゃうかな?
都立中高一貫校をめざしているお子さんたちでも、なかには公立中学に進学することになる場合があります。
そして、都立中学と地元の公立中学では、
・学力差ができてしまうのか
・先生に差があるのか
・環境は相当ちがうのか
など、気になる事がたくさんあるのではないでしょうか。
都立中学と公立中学、うちの子どもがそれぞれに通った経験から、どんなちがいがあったか比較しながらお話ししますね。(^^ゞ
都立中学と公立中学では学力差がある。
都立中学と公立中学の勉強内容がちがうため、中学3年間の学校の授業だけで言うと、学力の差はあります。
なぜなら、都立中学はむずかしい高校の勉強の先取りをやるからです。
公立中学の勉強内容。
公立中学は、文部科学省できめられた中学3年間で教わる内容の勉強しかしません。
その最終段階で、高校受験があるかんじです。
でもハッキリ言うと、
塾の授業のような「受験の試験では、こう出るよ」といった、受験対策用の教え方ではありませんし、
私立高校向けの難易度が高めな勉強は、公立中学では教えません。
公立中学の先生たちは、決められた教科書にそった授業をします。ですからプラスαの学力をつけたいときは、ほとんどが塾または自分で参考書などで努力しないとだめです。
決められた範囲の勉強を、生徒みんなが、できるようにするのが公立中学なんです。
都立中学の勉強内容。
じゃあ、都立中学はどうなの?
まず、教科書がちがっていました。(◎_◎;)
先生が教科書にそって授業をするのはおなじですが、教科書の書いてある文字の大きさが小さいんです。中学1年生の教科書なのに、ぜんぜん基礎っぽくないんです。
数学でいうと『体系数学』という教科書をつかって、基礎よりも広い範囲まで理解を深める授業でした。
むずかしいし授業の進度が圧倒的に速いので、ついていけない子も多いんです。
都立のほうが内容がむずかしかったですよ。
副教材も量が多かったですし。。
公立中学の進度とは、全くちがいました。
POINT:都立中高一貫校は中学のときから、6年後の大学受験のために勉強をしているかんじでした。
頭のいい子はどんどん授業についていって、わからない子には、きつい授業になると思います。
公立中学だったら上位の成績を取れるような子でも、都立中学の授業の速さと難易度は、たぶん公立小学校に慣れている子たちには、タイヘンの一言になるかもです。。(^^;
頭のいい子にあわせる勉強内容でしたね。
かんれんきじ・都立中高一貫校入学後の学力差 塾は必要?ついていけない子の対策
学力差をなくす方法は、高校受験でがんばること。
都立中学は高校の先取り授業をするので、中学3年間では学力の差はつきますが、
公立中学は高校受験があるので、受験勉強をがんばると学力の差は少なくなります。
ざんねんですが、公立中学プラスαが必要。
自分たちで受験対策をしなければなりませんが、がんばった分、自然と学力がつきますよ!!
そして大学受験で、また追い上げます!!
実際、都立中高一貫校に行った子でも、△△大学(○○大学より下)、
公立中学→都立高校から、○○大学(偏差値的に優秀)、
なんて、たくさん見てきました!
中学3年間の差は、
高校受験と大学受験で挽回できます。(‘ω’)ノ
都立中学はキャリア・デザインという進路指導がよかった。
公立中学には、ありませんでしたが、
都立中学では自分で、将来設計を立てさせる「キャリア・デザイン」とい進路指導がありました。そのような進路指導のおかげで、子どもは自分で将来のすすみたい方向を考えられました。
☆中1・中2➡養成期
職業しらべ・訪問・体験学習など
☆中3・高1・高2➡充実期
進路講演会・大学体験授業など
☆高3➡発展期
じぶんの希望進路にそって進路ガイダンス・個人面談など
このように6年間を段階を分けて、すすめるんです。
親が、力説しなくても、
学校でやってくれて、ありがとう~といったかんじです。(^o^)丿
・世の中や、じぶんの価値観がわかる。
・じぶんと職業の適性を見極められる。
などの能力が育って、いい教育だと感じました。
都立中学と公立中学の、進路面談が違った。
また、担任の先生と受験まえに進路面談がありますが、
✅都立中学の面談は、
子どもが先生に質問・相談し、どんな大学・学部があるか先生がしらべて教えてくれてアドバイスもしてくれる「進路そうだん」でしたが。
✅公立中学の面談は、
「志望高校と私立高校の併願はここを考えていますが、、」と、言うと、
「私立高校はわかりませんので、じぶんでやってください。」って言われました。
しらべてくれたりアドバイスもなくて、拍子抜けした記憶があります。
「進路そうだん」ではなく「進路決定ほうこく」といった内容でした。(*_*;
ほかの公立中学の進路面談は親身にやってくれる先生もいるのかもしれませんが、だいたいは塾のほうが情報をもっているので、中学の担任に相談するよりもやっぱり塾に相談する人が多そうです。
2つの学校を経験すると、
くらべちゃいますね (;´・ω・)
都立中学と公立中学の、先生の言うことが違った。
こんなこともありました・・
都立中学3年間が終わって、高校にあがり高1のはじめての学年合同の保護者会のとき。
いままでと違っていよいよ大学受験が視野にはいる時期で、保護者の頭のなかは高校3年間の勉強というものに多少の不安と緊張があったんです。
そんな中、温和な表情の先生が、
「勉強についてですが、塾は必要ありません。」
と、断言したんです。
え?
塾、必要ないの?ほんとうかな、、
びっくりしましたが、
たくさんの保護者にむかって「塾は必要ないですよ。」って言えるって、自分達の授業に自信があるんだなーと、安心してまかせていいんですよって言われた気分でうれしかったんです。
言い切ることに感動しました。
いっぽう、おなじようなことが偶然にも、公立中学の1年生の保護者会でもあったんです。
1年生合同の保護者会で、
「塾には行ってください」と、公立中学の先生は言ったんです。
”どんどん塾に行って学力つけてください”、という意味です。
公立中学はいろいろなタイプの生徒がいるからですけど、「勉強は私たちにまかせてください。」とは言わないんだなーと、思ってしまった出来事でした。
公立中学では塾が必要ってことみたい。
ちょうど同じ時期に2人の子どものそれぞれの学校で、印象的な先生方の言葉だったので忘れずに覚えています。(‘◇’)ゞ
都立中学と公立中学の、環境の違い。
公立中学の環境。
・地元中学は、歩いて〇〇分で着くのが楽。
・小学校から知っている友達が多いのも楽。
地域ぜんぶの家庭のお子さんが入学するので、いろいろな考え方の家庭のお子さんが同級生になります。まあ、これは地元小学校といっしょです。
そして勉強のできる子から、できない子まであらゆる層のお子さんがいますが、
勉強のできる子の層が中学受験で私立・都立にいっている可能性があるので、がんばれば成績上位はとりやすいです。
関連記事・公立中学行かせたくない?高校受験を成功させるコツを解説
都立中学の環境。
いっぽう、都立中学は、
適性検査で合格したお子さんだけなので、優秀な頭脳のお子さんばかり。
多くが電車通学で時間をかけて登校しますが、
毎日なんでね、、
電車はラッシュですし、中学時代はたいへんです。
そして家に帰ってから遊ぶ友達はいないです。私立中学の場合とおなじで放課後、気楽にあそぶ事はできません。
環境的には、みんな勉強を一生懸命にする雰囲気ですが、
中学3年間のあいだに、勉強できる上位層と、むずかしい授業についていけなかった勉強できない下位層にわかれてしまう現象がおこります・・(>_<)
さいごに。
親の私が体験したことで、それぞれに感じた違いを書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。
こうやってみると、
都立中学のほうが、親(私)の期待にちかい教育環境なのかな・・と思います。(個人的な好み)
そして、
私立中や都立中にくらべて公立中学だと、学力差が心配だという方に。
公立中学に通っていたうちの子の同級生は、高校受験で開成高校・都立西にも進学しています。
公立中学は✖ではなく、
公立中学の教育はやるべきことが決まっているので、限界があるから個人がプラスしていけば、どうにでもなります。
高校受験対策の勉強をプラスして志望高校をめざす。
志望高校や志望大学は、本人次第 らしい・・ということが、すこし長めのママ業をした経験でわかってきました。(‘◇’)ゞ
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
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